和歌浦アートキューブ/下吹超武人/2003
和歌浦アートキューブ/下吹越武人
今回は2020年9月22日(火)に訪れた下吹越武人設計の和歌浦アートキューブを紹介します。
※アートキューブに行く際は、ホール見させていただけませんか?
と事前に電話で交渉しておきましょう。
これは必須事項です。
1. 和歌浦アートキューブに行く
そこから30分ほど歩いたら着きます。
長いな、と思うかもしれませんが
歩いてる間に和歌山を感じましょう!!
特に何もありませんでしたが!
2. 和歌浦アートキューブに着いたら
アートキューブに着いたらまず周りを散歩しましょう!
自然豊かで絶景の街和歌浦を堪能できます。
すぐ近くにある「不老橋」と一緒に写真を撮ると良い感じになりました!
建物はほとんど見えてませんが。
ファサードもわざわざ刃先を出して見つけを細くしてあります。
勤めている事務所でもよくしているのですが、
なんとなく代表にアートキューブをおすすめされた理由が分かりました。
3. 中に入ってみる
周りを散歩し終わったら事務所に行って見学予約の旨を伝えましょう。
すぐに案内してくれます。
今回私は当日利用してなかった部屋全てを見させていただきました!
本当にありがとうございました!!
その中でもやはり一番はホールでした!
案内してくださった方のご厚意でルーバーを実際に動かしてくれました!
金色の可動式ルーバーで日射をコントロールしつつ、
この金色が太陽光に照らされて水面のように揺らめく様は素晴らしかったです!
アートキューブは基本的に部屋を貸し出す、
もしくはイベントを開催することで
芸術文化の振興を図ることを目的に建てられているので、
ダンスやバレエなどができる鏡貼りの部屋、
講習や会議などを行える座学の部屋、
必要に応じて変化できる家具などのない部屋等がありました!
今回使用中で見学できませんでしたが、音楽用のスタジオもあるようです。
4. 空間構成に想いを馳せる
アートキューブのボリュームは4つの箱が距離をとって配置されています。
そうすることで箱の隙間に居場所ができて
そこでも人々の活動が行われるようになる、
という意思を勝手に感じたのですが、
実際にはやはりそもそも利用客が少なく閑散としているため、
その隙間で活発に活動が行われている様子は見受けられませんでした。
しかし、外部でも活動できるように設計するということには非常に共感できるし、
むしろ建築の「主」と「従」が逆転しているような空間に魅力を感じる、
つまり外部での活動が大半を占め、内部での活動はたまにしか行われない、
という建築を目指している私からすると、
アートキューブにはその片鱗を見て取ることができた点はよかった。
一昔前から中間領域だとか廊下を大きく取って
共有空間を設けるような設計はよく見られるようになったけど、
まだまだ内部の占める割合が圧倒的に多いのが現状だと感じる。
こういった動向の先に私の目指す建築像が
あるのだろうと最近考えるようになったし、
可能であればその道を自分で切り開いていきたい。
なんてことをアートキューブの渡り廊下からぼーっと考えていました。
5. アートキューブを見たら
アートキューブを見終わったらせっかくなので
和歌山市内に出てみましょう。
和歌山城のあるあたりがメインかなと思ったのですが、
まあ、和歌山だったなという感じでした。
和歌山の方ごめんなさい。
ついでに見てくるのが良いかと思います!
黒川さんの建築はクアラルンプール国際空港に行きたいな
とは感じるものの、美術館系はいまいち良さが分からないので、
誰か語れる方がいらっしゃったら是非お話したいです!
6. 終わりに
以上、下吹越武人設計の和歌浦アートキューブでした!
見に行く際は、
電話での事前相談
をお忘れなく!
以下は下吹越さんのHPと和歌浦アートキューブのHPです!